ペニャフィエルの天使の降臨

ペニャフィエルの聖週間の復活祭の日に、町の伝説的な広場であるプラサ・デル・コソで行われる人気の宗教的なお祭りです。天から降りてきた子供の天使が、聖母マリアにイエスの復活を告げ、その後、母と子が出会う瞬間を表現したものです。

この歴史の古い祭典は、中世に行われた宗教劇が発展したものと考えられています。 現在では、スペイン広場で、鐘と花火がサンタ・マリア教会からの聖母の行列の出発を告げるところから儀式が始まります。行列がコソ広場に入ると、天使に扮した子供が滑車で2本の塔の中央にある聖母像のところまで飛ぶように移動する瞬間を見ようと、毎年多くの人が集まります。天使役の子は「地上界に降りる」と、2羽の鳩を放ち、聖母のもとにたどり着くと、彼女が喪中であることを象徴するヴェールを取ります。その後、行列はサン・ミゲル・デ・レオヨ教区教会へと続き、ここで聖母マリアとイエスの出会いが行われ、天蓋の下で聖餐式が待っているのです。まさに感嘆に値する場面です。