グアディアナ川に架かるローマ橋

この橋は、ローマ帝国の都市エメリタ・アウグスタ初の建造物で、外部からの攻撃からこの植民地を戦略的に守る役目を担っていました。

外側に突き出た花崗岩の切石を使って造られており、そこには60本の半円アーチがあります。その設計、および当初の橋の大部分はアウグストゥス帝の時代に由来し、その後、さまざまな時代で修復が施されてきました。全長が792メートルにも及ぶため、スペイン最大級のローマ橋といえます。水に浸かっている橋脚は丸みを帯びており、アーチとアーチの間には、川の氾濫を防ぐために作られた放水路が設けられています。