ムリーリョの家

バロック時代の画家バルトロメ・エステバン・ムリーリョの晩年の作品制作は、セビリアの宮殿である、この家で行われました。また、2017年、ムリーリョ・イヤーの開催に合わせ、ビジターセンター兼レガシー普及センターに変更されました。

その目的は、近代絵画の先駆者とされる、ムリーリョの生涯と作品が全社会に届くこと。そこで、ムリーリョの家、カサ・デ・ムリーリョでは、見学者を迎えるスペース、上映室、17世紀の巨匠の象徴的な絵画の複製が並ぶ様々な展示室、キッズスペースを設けています。このセンターでは、家族向けワークショップ、講座、コンサートに加え、その他の普及活動も企画しています。サンタ・クルス地区の中心に位置する、この建物に行われた改修工事では、柱に支えられた半円のアーチに囲まれた中央パティオの真ん中に井戸がある、17世紀の美観が損なわれないよう配慮されています。