アルファロにあるサン・ミゲル参事会教会。ヨーロッパ最大のコウノトリの生息地

アルファロ

La Rioja

スペイン北部のラ・リオハ州に流れるエブロ川とアラーマ川のほとりにアルファロの町があります。

町の中心部を散策すれば、何世紀もの歴史を持つ寺院や宮殿に出くわすことでしょう。それらはこの場所の過去の栄光を今に伝えるもので、それを体現しているのが、たとえば由緒ある司祭館(別名司祭宮殿)(18世紀)であったり、17世紀末のバロック建築の傑作であるサン・ミゲル参事会教会であったりします。また、ラス・エラス・デ・サン・マルティンの考古学遺跡や、重要文化財に指定されているニンフェオ・ロマーノ遺跡群まで足を運ぶことにも大きな意義があるでしょう。

そのうえ、アルファロには息をのむようなコウノトリの生息地がありますが、これは一棟の建物の上に作られるものとしては世界最大の規模を誇ります。というのも、400羽を超える数のコウノトリがサン・ミゲル参事会教会を巣作りの場所として選ぶのです。こんなにも多くのコウノトリが空を舞うショーを観るのは忘れがたい思い出になります。エクスカーション愛好家なら、迷わずロス・ソトス・デル・エブロ自然保護区を見て回ったりイエルガ山を散策したりしに出かけましょう。その一方で、8月の半ばに開催されるサン・ロケの祭りにおいては、この町は何日間にもわたりさまざまなアクティビティで埋め尽くされます。そこには喜びあり、音楽あり、さらには巨人と大頭のパレードや牛追い、文化イベント、料理コンテストが行われます。

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