アイグエストルタス・イ・エスタニ・デ・サン・マウリシ国立公園

カタルーニャ沿岸とピレネー山脈のルート

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カタルーニャ州の独特の風景


自然と文化を見事に組み合わせたカタルーニャの一面を巡ることが特にお勧めです。旅の目的は世界に名だたる観光名所2カ所を楽しむこと。その2か所とは、地中海の海岸とピレネー山脈です。旅程は2週間以内で終わらせることができますが、休憩を入れてより時間をかけて過ごすほうが常にお勧めです。この道のりでは、時間が止まったかのような景色や小さな農村を発見し、のんびりとしたくなることでしょう。

行程1:コスタ・ダウラダとタラゴナ

カタルーニャ南部の地中海岸にある海水浴向けのビーチです。穏やかな海が楽しめる入り江やビーチ、ナイトライフに満ち溢れた都市や漁村。少なくとも2日間かけて回るコースをおすすめします。なお、このコースは季節を問わず楽しめます。タラゴナ市とレウス市を訪問すると同時に、数時間を海辺で過ごすというプランです。

距離:20-50Km 移動: 車で / 期間: 1~2日間

タラゴナは必見の街です。よい状態で保存されたローマ時代の遺跡群の1つを訪れることができます。ユネスコによって世界遺産に登録されており、劇場、円形劇場、ローマの円形競技場そしてローマの都市タラコの広場の遺跡が含まれています。旧市街をめぐり、広場やテラスのいくつかで休憩を取り、立ち去る前に大聖堂を訪れましょう。この1日を終えるには、有名なカラ・フォンダを訪れるか、タマリットまで行ってお城といっしょに夕暮れを眺めるのもよいでしょう。レウスは、特にガウディの生誕地として知られています。ガウディの生家や彼が洗礼を受けた教会を訪問できるだけでなく、なによりもガウディセンターで、その人物像や芸術について学ぶ機会が得られるのです。レウスを散策すると、モダニズム様式の建物を数多くご覧になれます。カンブリスサロウトレダンバラなどは、海をこの日に楽しみたい場合に最適なオプションです。お役立ち情報:タラゴナに最も近い空港は、レウス空港(約10キロメートル)またはバルセロナ空港(車で約1時間)です。

ガウディセンター

行程2:寺院と素晴らしいワイン

内陸部の旅程が始まり、シトー会の歩みをたどりながら進みます。ハイライトは、同会がカタルーニャ州で運営する三大修道院です。 この地域には、モダニズム建築で作られた特別なワイナリーがいくつかあります。2つのプランを組み合わせるなら、この区間を楽しむために、さらに2日かけることをお勧めします。

距離:100Km 移動: 車で / 期間: 1~2日間

シトー会ルートの修道院群は、その厳格さと、ロマネスク様式とゴシック様式の間の過渡的なスタイルの建築によって特徴付けられます。なかでも、おそらくもっとも有名なのは、ユネスコの世界遺産に登録されているポブレット修道院でしょう。そこに、サンテス・クレウス(同じくタラゴナ県のアイグアムルシア)とバイボナ・ダ・ラス・モンジャス(唯一、リェイダ県に所在)の両修道院を組み合わせると、寺院の三角形が完成します。アルト・カンプやバルベラー盆地といった、よく知られた地域の間にあります。ここで多くの建築家が、ワインのモダニズム「寺院」を建設したのです。実際、アイグアムルシアとモンブランの美しい中世の村の間には、さまざまな事例がご覧になれます。そのスタイルはきわめて独特なものです。印象深い形状、光にあふれた内部、そして、むき出しのレンガや石、セメント、陶磁器を組み合わせている点が特徴です。お役立ち情報:3修道院を巡るルートは、100キロメートルほどになります。タラゴナに最も近いものはサンテス・クレウスで、40キロメートルほどのところにあります。

ポブレット修道院とバイボナ・ダ・ラス・モンジャス修道院

行程3:ロマネスクのピレネー

リェイダ県にあるカタルーニャピレネーへと進み、アイグエストルテスとエスタニ・デ・サン・マウリシ国立公園の素晴らしい眺めに魅了されてみませんか。2日間を確保したうえで、1日はボイ渓谷のロマネスク様式の教会を訪れ、そしてもう1日は遠出をし、国立公園の自然を堪能してみませんか。

距離:200Km 移動: 車で / 期間: 2~3日間

ボイ渓谷のロマネスク様式の教会群は、ヨーロッパでもっとも貴重な芸術遺産のひとつに数えられるもので、ユネスコの世界遺産にも登録されています。合計で九つの教会があり、その芸術的重要性はもとより、各教会を取り囲んでいる環境の美しさも特筆されます。エリー・ラ・バイにあるボイ渓谷のロマネスク中心街を散策して、この道のりを始めることをお勧めします。なかでも絶対に見逃せないのが、サン・フアン・デ・ボイ教会、サン・クレメンテ教会、サンタ・マリア・デ・タウーイ教会です。現在教会に収蔵されている絵は、バルセロナの国立カタルーニャ美術館に収蔵されている原作の複製です。アイグエストルタス・イ・エスタニ・デ・サン・マウリシ国立公園では、高山の風景と澄んだ水をたたえた湖が目を楽しませてくれます。国立公園内には、200を超える湖(エスタニ)、数多くの曲がりくねった道(アイグエストルテス)、激流や滝、そして標識で示されたハイキングルートの幅広いネットワークがあります。さらに、アドベンチャースポーツにもぴったりの場所です。この地域への入り口は、ガイドツアーを運営するビジターセンターがあるエスポットとボイです。1日だけ滞在する場合、おそらく後者のほうがよいオプションになるでしょう。お役立ち情報 シトー会ルートが通る地域とボイ渓谷の間は200キロメートルほどの距離があります。この距離をつなぐ主な道路は国道N-230で、所要時間は車で約2時間です。

アイグエストルタス・イ・エスタニ・デ・サン・マウリシ国立公園

行程4:文化と田舎の魅力

カタルーニャピレネーを楽しみ続けましょう。セウ・ドゥルジェイとリポイにある二つの重要な寺院を訪れることができ、またピレネー山脈のこの一角に数多くある魅力的な田舎の村もいくつか訪問できる、短いルートをおすすめします。1日で終えることもできますが、車での移動時間を考えると、最低でも2日かけることをお勧めします。

距離:200Km 移動: 車で / 期間: 2日間

地中海に向けて進み、この地域を特徴づける自然と文化を組み合わせます。セウ・ドゥルジェイには、この地域唯一の、完全にロマネスク様式の大聖堂があります。一方のリポイでは、サンタ・マリア・デ・リポイ修道院を訪れることができます。この修道院の主な見どころはロマネスク様式の扉と回廊です。両方の訪問の中間にあるラ・モリーナスキーリゾートでは、年間を通じてさまざまなスポーツアクティビティを楽しむことができます。さらに、この道のり全てにおいて、石造りでスレート屋根の家の素敵な村々が散りばめられており、間違いなくお気に召すはずです。そのよい例としてはプルリャンス、バガまたはベイベル・デ・セルダーニャで、セウ・ドゥルジェイとリポイの間の道のりにあります。お役立ち情報セウ・ドゥルジェイは、アイグエストルテスとエスタニ・デ・サン・マウリシ国立公園の地域から約1時間半~2時間の距離にあります。セウ・ドゥルジェイとリポイの間の道のりは、約100キロメートルです。

ジローナ県にあるリポイ修道院とリェイダ県にあるセウ・ドゥルジェイ大聖堂

行程5:火山の土地

行程は、ジローナ県にあるラ・ガロッチャの独特の風景まで到達しました。植生豊かな火山クレーター40以上で構成されていることは、ご存じでしたか?気球でこの地域の上空を飛行するのは素晴らしい体験ですが、今回はより絵のような村々のいくつかを巡る1日をお勧めしたいと思います。

距離:100Km 移動: 車で / 期間: 2~3日間

ジローナ県北部にあるバジェットは、この地域で最も美しい村々の一覧に、頻繁に登場します。その理由としては、規模が小さく人口も少ないため、ロマネスク様式の興味深い教会、中世の橋2つと、山と川の間に家々がある石畳の道があり、山あいの村ののどかな写真を撮影することができるためです。フルビアー川から望むカステイフォリット・デ・ラ・ロカは、なんとも印象的です。この展望により、溶岩が2回流出し重なり合うことで形成された険しい岩山の上にある、古い街並みをご覧になれます。村の中では、石畳の曲がりくねった通り、古いサン・サルバドル教会や息をのむような展望台を見つけることができます。オロットは、植生で覆われた火山が4座あることから、一般に「火山都市」として知られています。おそらくこの地域は、気球から最も楽しめますが、これらのクレーターの中からは村の興味深い風景も楽しめます。旧市街には、モダニズム建築のさまざまな例が残されています。バザルーはこの地域では欠かせない目的地で、そこには最高の形で保存された中世の街並みがあります。入り口となる中世の橋を渡ることは、この訪問によりもたらされる魅力の予兆です。実際、この村は「ゲーム・オブ・スローンズ」、「ウエストワールド」や「パフューム ある人殺しの物語」といった人気の高い映像傑作の舞台となったのです。お役立ち情報:バジェットはリポイから40キロメートルほどの距離にあり、車で1時間弱の移動時間です。これら4つの村の間の道のりは60キロメートルで、車だと1時間半以内です。            

気球とカステイフォリット・デ・ラ・ロカ

行程6:コスタ・ブラバ

地中海岸に再度達することから、潮風をもう一度感じることになります。この海岸は他の場所と違い、天才ダリにインスピレーションを与え、ダークブルーに輝く水の入り江と金色の砂のビーチが交互に続き、小さな中世の町が近くにあり、カタルーニャで過ごした2週間のルートに別れを告げるものです。海を楽しみ、非常に魅力的な文化的訪問をいくつか行うべく、2~3日確保することをお勧めします。

距離:200Km 移動: 車で / 期間: 3~5日間

ここには、ダリ劇場美術館(ダリの故郷フィゲラス)、サルバドール・ダリ家博物館(カダケスのポルリガッツ)、ガラ・ダリ城(プボール)で構成される、いわゆる「ダリの三角形」があります。この地域は2日で巡ることができ、ジローナ市の訪問を組み合わせることもできます。ジローナの中世の歴史地区は、歩き回るのが好きな人のためのものです。ユダヤ人街、大聖堂やアラブ浴場を訪れる機会を逃さないようにしましょう。フィゲラスは近くにあり、この日の午後にダリ劇場美術館を訪問することもできます。豆知識:この美術館が、世界で一番大きなシュールレアリズム建築物とみなされていることはご存じでしたか?2日目はカダケスに向かいます。白い家、海の雰囲気、静かさなどが、ダリのインスピレーションとなりました。「ダリの三角形」を完成させるべくプボールに向かい、愛する女性のためにダリが考案したお城を訪問しましょう。このルートは、太陽と海いっぱいの休日1日で終えることをお勧めします。休めるオプション付きの場所が数多くあり、次の目的地に応じて選ぶことができます。たとえば北から南の順に、ロザスサン・ペーラ・ペスカドールバグールパラフルジェイカステル・ダロトッサ・デ・マルリョレート・ダ・マルブラーナスといった場所があるため、きっとすばらしい滞在ができます。お役立ち情報バザルーからジローナまでは、車で30分ちょっとの道のりです。フィゲラスまで移動を続ける場合、同じぐらいの時間が必要です。「ダリの三角形」の間を移動するには、100キロメートルほどの距離の走破が必要となります。すでに計画済みのように、フィゲラスからカダケスまではわずか40分です。カダケスとプボルまでは、車で1時間ほどです。コスタ・ブラバの沿岸は200キロメートル以上の長さがありますが、見どころの間の交通は便利です。最寄りの空港は、ジローナ空港とバルセロナ空港です。

バザルーとカダケス
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