ビジュエルカス・イボレス・ハラ・ジオパーク
カセレス県（エクストレマドゥーラ州）の南部、タホ川とグアディアナ川の各流域の間にあります。山脈と谷が並行して延びる景色の中、その最高地点はリスコ・デ・ラ・ビジュエルカ（標高1,601メートル）となっています。頂上からは、山、谷、特徴的なラニャ（低木地帯）、グアダルーペの町、そして王立修道院の壮大な眺めが広がっています。ユネスコが認定したジオパークで作る「ヨーロッパジオパークネットワーク」と「世界ジオパークネットワーク」に加盟しています。
このジオパークの自然の価値は独特です。40か所以上のジオサイト（地球の活動がわかる地質や地形がある場所）を擁しており、その特徴としては、古生物学的に豊かであること（発掘現場には5億6000万年前の物質が残されています）、鉱山採掘の歴史があること、そして、形と色によって地下に奇観を呈している、カスタニャル・デ・イボル洞窟という天然記念物があることが挙げられます。何億年も前はこの地域を海が占めていたことから、そこに生息していた生物の化石を発見できるほか、見学者は、チキータ（別名アルバレス）洞窟にある洞窟画を鑑賞したり、コスタナサ鉱山（ログロサン町内にある）などの古い鉱山を訪れたりすることができます。また、巨大な栗の木の森を探索したり、ペニャ・アマリージャといった展望台に足を運んだりすることもできます。
ビジュエルカス・イボレス・ハラ・ジオパーク
Desde la A5 (E90) Salida 219 hacia Deleitosa.
10136 Cañamero, カセレス (エクストレマドゥーラ)
カセレス (エクストレマドゥーラ):
- Aldeacentenera
- Alía
- Berzocana
- Cabañas del Castillo
- Campillo de Deleitosa
- Cañamero
- Carrascalejo
- Castañar de Ibor
- Deleitosa
- Fresnedoso de Ibor
- Garvín
- Guadalupe
- Logrosán
- Navalvillar de Ibor
- Navezuelas
- Peraleda de San Román
- Robledollano
- Valdelacasa de Tajo
- Villar del Pedroso
知っておくべきこと
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文化情報
この地域では、洞窟画、支石墓、要塞遺跡やお城に加え、ユネスコの世界遺産に登録されているグアダルーペ王立修道院など、ムデハル様式の建築物も見ることができます。もうひとつの特筆すべきモニュメントといえばミラベル宮殿です。
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環境情報
こうしたジオサイトは、沼地、ポルトガルゲッケイジュの林、地中海性森林といった独特な生態系に属しています。また、このジオパークには鳥類特別保護区が7か所あります。
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観光情報
見学者がコースを回るのに必要なあらゆる情報は、各地に設置されているビジターセンターやインフォメーション・センター（グアダルーペの観光案内所、鳥類特別保護区に指定されている「ビジュエルカス山脈およびグアダランケ渓谷」のビジターセンター、ログロサン博物館、コンスタンサ鉱山、オルノス・デ・ラ・カレーラのビジターセンター、カスタニャル洞窟のビジターセンター、ビジャール・デル・ペドロソにあるカルナバル・デ・アニマスのビジターセンター、地域考古学ビジターセンター）で入手できます。さらに、ヤギの乳で作られた「イボレス」チーズ、「ビジュエルカス＝イボレス」の蜂蜜、「デーサ・デ・エクストレマドゥーラ」ブランドの肉、「リベラ・デ・グアディアナ」産ワインなど、この地域ならではの食に舌鼓を打ちながら旅を締めくくることもできます。アクセス方法の詳細をみる。
