休暇を楽しむには海岸に行く必要があるなんて、誰が言ったのですか？スペインで体験できる、ビーチの代わりになるプランをいくつかご紹介していきます。グループ旅行を忘れられないエクスペリエンスにするための4つのアイデアは以下の通りです。
目的地を深く知るための最良の方法は、その路地、店、自然の小道などを徒歩で見て回ることだとよく言われます。ところが、忘れられがちなことですが、ある場所を丸ごと知る上で不可欠な要素は、その場所を空から見下ろすことだと言うこともできます。熱気球に乗る体験は唯一無二のエクスペリエンスであり、あらゆる期待に応えてくれるものになるでしょう。スペインの何百もの場所で、とりわけ美しい風景を眺める機会が提供されています。上空を飛行できるトレドは、カスティージャ-ラ・マンチャ州にある世界遺産の町です。ほかにもセゴビアはカスティージャ・イ・レオン州にあり、そこに残るローマの遺産には目を見張るものがあります。また、ジローナはカタルーニャ州にありますが、この地域でもっとも美しい自然公園のひとつであるガローチャ火山地帯自然公園では日常から完全に切り離されることができます。
空を飛ぶことで放出されたアドレナリンに酔いしれた後は、ペイントボールのプレーを通じて地上でもアドレナリンを感じることができます。そうした機会を得るのに、スペインほどふさわしい場所はありません。この国には必要なものが完備された何百ものフィールドがあるため、友人たちといっしょに楽しい時間を過ごすことができます。カタルーニャ州のジローナではエキスパートと一緒にプレーすることができます。州内有数のトーナメントがここでいくつも開催されているためです。またカスティージャ・イ・レオン州では、バジャドリから30分ほど行くと、ビジャヌエバ・デ・ドゥエロの自治体内に立派なフィールドが広がっています。さらに、セビージャはアンダルシアの美しい町ですが、ここには2万平方メートルを超えるフィールドと７か所のエリアが設営されています。
緑の道は、サイクリングや自然を愛する人にとっては最高の贈り物です。緑の道を知らない方のために説明すると、こうした道はほとんどの場合、スペインの古い鉄道線路だったもので、今では改修され、徒歩や自転車で散策できるようになっています。国内には延べ3,100キロメートルを超える緑の道と約130本のルートが整備されています。なだらかな斜面で構成され、標識もきちんと設置されている緑の道は、スペインに生息する動植物を楽しむには最適なプランです。中でも高い人気を誇るのがオホス・ネグロスの緑の道で、テルエル県、カステジョン県、そしてバレンシア県にまたがって伸びています。アセイテ・イ・スブベティカの緑の道はハエン県とコルドバ県に、タフーニャの緑の道はマドリード州に、アルカラスの緑の道はアルバセテ県に、そしてシエラの緑の道はカディス県とセビージャ県にあります。
締めくくりとして、グループ全員が穏やかなひとときを過ごすには、別荘、古い屋敷、「パソ」と呼ばれる田園の館、カントリーハウスなど、田舎の宿泊施設が理想的な休息場所となります。山に近く、都会からは遠く離れた、健康的な自然環境です。新鮮な空気を吸い込んだら、太陽の下で寝そべってみましょう。カタルーニャ州では「マシア」と呼ばれる農場内家屋が有名です。これは、研磨されていない石が敷かれた場所に木製の梁を用いて建てられた、ローマ起源の印象的な農家のことです。アンダルシア州、具体的にはグラナダになりますが、ここには有名な洞窟の家があります。これは土地を掘削して作られた宿泊施設です。また、アストゥリアス州では木のてっぺんに設置された独特の小屋で眠ることができるため、ご旅行に冒険を「プラス」するにはうってつけです。
