ソミエド自然公園のカラバソサ湖を見つめる人

スペインの自然保護区、ヨーロッパでも指折りの素晴らしい目的地

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ヨーロッパ大陸にある自然スポットのなかで、スペインの自然保護区が重要な位置を占めている理由を探ってみませんか。 ユネスコに登録されている生物圏保護区が53カ所もあり、生態系の多様性や自然風景の豊かさを楽しめます。 読み進めれば、スペインの地に隠された5つの自然の素晴らしに驚かされることでしょう。

1.イラティの森(ナバーラ州)ヨーロッパ全域を見渡しても屈指の規模を誇るブナノキとモミの森サトヤ川とアンドゥニャ川が流れるイラティは17,000ヘクタールの広大な緑地で、ほとんど人の手がつけられていません。鹿の群れを観察することもできます。ハイキングを楽しむこともできます。そのうえ、渓谷にまつわる驚くべき伝説を学ぶこともできます。その二つの渓谷の名は、それぞれアエスコアとサラサルといいます。 2.ドニャーナ国立公園(アンダルシア州)、300種以上におよぶ野鳥の数々ドニャーナ国立公園には動植物の豊かな生態系が広がっています。砂丘や砂、見応えのある沼地帯にきっと心を奪われることでしょう。これらすべてに加え、信じられないほど穏やかで地中海的な気候にも恵まれています。   

上:イラティの貯水池 © Gaizka Bilbao。下:ドニャーナ国立公園のフラミンゴ

3.ソミエド自然公園(アストゥリアス州)、湖の間を抜けるルート 夏にソミエドを訪れれば、水の流れと牧草が織りなす広大な牧草地「ブラーニャ」に驚かされることでしょう。200キロにわたって続くありのままの自然の風景のなかをのんびり散策できます。 4.ラス・バルデナス・レアレス自然公園(ナバーラ州)、粘土と石膏でできた海 映画ファンにはぴったりのスポットで、ラス・バルデナスの砂漠の光景はゲーム・オブ・スローンズといった象徴的なドラマにも登場します。まるで別の銀河から持ってきたような砂やメセタ、峡谷の間を徒歩か自転車で通り抜ければ、日常を忘れ去ることができるでしょう。 5.ラス・カテドラレス・ビーチ(ガリシア州)、自然のアート作品 潮が引いた時にだけ、同じ海岸に並んで存在する印象的なアーチと洞窟の間を散策することができます。澄み切った水と、白い砂でできた通路に沿って一回りしてみましょう。胸を打たれるほど素晴らしいこの自然のモニュメントを忘れることなど決してできないはずです。     

左上:ブラニャ・デ・ムルミアンのルート、ソミエド。右上:ラス・バルデナス・レアレス。下:ラス・カテドラレスのビーチ、ルゴ
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