マドリード王立植物園のビジャヌエバ館

スペイン有数の印象的な植物園

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モニュメント、大通り、立派な広場といった見どころをスペインの目的地で訪れた後は、植生に満ちた環境での散歩が素晴らしいアイデアのように思えてくるに違いありません。幸運にもスペインには、さわやかな風や静けさ、美しさにあふれる印象的な植物園があります。こうした場所では、素晴らしい植物の世界を研究・保存・発信するという目的のもと、収集された植物が数多く展示されています。読み進めれば、非常に特別なこうした生態系について知ることができます。

  • マドリード王立植物園のチューリップ畑を訪れる観光客

    マドリード王立植物園

    スペインの庭園と公園は自然と一体となるのに最適な場所ですが、そうした体験をすることは都心でも可能です。マドリード王立植物園の場合がこれに該当します。この植物園のすぐ近くには象徴的な場所があり、国立プラド美術館アルカラ門はその一例です。アメリカ大陸や太平洋、ヨーロッパ大陸の植物が5,500種以上も生育するこの植物園は、植物科学の愛好家にとっては理想的な場所です。さらに、緑豊かな環境にもっと触れたい場合は、首都マドリードならそれが簡単にできます。植物園のわずか600メートル先にレティーロ公園があるためです。

  • カタルーニャ州バルセロナにある植物園の細部

    バルセロナ植物園

    計画中の旅行先がバルセロナの場合、その旅程で絶対に欠けてはならないのは、有名な山モンジュイックを訪れることです。美術館・博物館、モニュメント、そしてカタルーニャのこの都市ならではの絶景に加え、この場所にはバルセロナ植物園もあります。14ヘクタールもの面積を誇るこの植物園では、地中海性気候に生息する4,000種超の植物を観賞することができます。そこでぜひおすすめしたいのが、市内にあるほかの魅力的な場所——たとえばサグラダ・ファミリアグエル公園——への訪問を、この比類ない植物園と組み合わせることです。完璧で忘れられない旅行になることでしょう。

  • ベルティス植物園(ナバーラ州)

    この驚くべき植物園が位置するのは、ナバーラ州北部にあるセニョリオ・デ・ベルティス自然公園の真ん中です。4ヘクタールの面積と100年を超す歴史をもつこの場所には世界中の種が生育していますが、それは、この広大な森林に存在する微気候のおかげです。植物園を訪れる場合は、旅行をさらに充実したものにするためにぜひ立ち寄ってほしい場所があります。その場所とはエリソンド。植物園のほど近くにある村で、美しいバスタン渓谷のなかに位置しています。

  • アストゥリアス州ヒホンにある大西洋植物園を見て回る観光客

    ヒホンの大西洋植物園

    2003年にオープンしたこの植物園は、スペインでもっとも新しい植物園のひとつです。15ヘクタールの敷地、30,000株の植物、2,000の異なる種。以上の3つの事実によって、この場所が毎年何千人もの見学者を魅了する理由を説明することができます。池や小川、滝で埋め尽くされたこの植物園はヒホンにあり、この植物園の見学はスペインの自然を愛してやまない方にとってぴったりのプランです。また、カンタブリアの海岸にあるこの町を訪れたら、ある美しい場所を散歩することもお忘れなく。その場所とはサン・ロレンソ・ビーチ。魔法がかった彫刻「水平線礼賛」に向かって歩いていく間、その美しさに心を奪われてしまうことでしょう。

  • バレンシア植物園の細部

    バレンシア植物園

    市内の中心部にあるこの植物園は、都市にいながら自然を感じるのに一役買ってくれます。都市とはもちろんバレンシア市のことです。植物園から地下鉄でわずか数駅のところには有名なスポットがあり、その一例がゴシック様式のバレンシア大聖堂です。植物園には5,000種の植物が集まっているうえ、6ヘクタールにおよぶその敷地は、散歩をしたり家族で自然を楽しんだりするのにうってつけです。実際、この庭園では、子ども向けのアクティビティやワークショップを年間を通じて数多く開催しています。娯楽も植物の学習も保証されています。

ご紹介したものは、特に印象的なスペインの植物園のうち、ほんの一部にすぎません。静けさ、自然、知識を確実に手に入れられる魔法の場所。さっそく植物園を訪れて、スペインに保存されている素晴らしい植物相のエキスパートになりませんか?