聖体祭はトレドで最も重要な歴史のある祭りです。 いつから始められたかは正確にはわかりませんが、15世紀に行われお祭りの記録が残っています。 聖体の日に祝われる厳粛な宗教行列として、スペインの枢機卿により主宰されます。 歴史的な街トレドでは、この祭りのために特別に街が飾られ、聖体顕示台を載せたきらびやかな御輿のパレードが行われます。聖体顕示台は1515年製の金銀細工の貴重な作品で、重さが約160キロあります。行列には様々な信心会の会員が参加します。
宗教行列の通る場所では祭りの5週間前から、日よけ、花輪、街灯など、街の飾り付けが始められます。 聖体祭の前日には、壁、窓、バルコニーに16、17世紀のアンティークの幕やタペストリーが飾られます。地面には香草が敷き詰められ、祭り当日はその香りが漂います。 パレードは正午に開始します。トレド中の鐘が響き渡り、行列の先頭には5大陸を代表する巨人たちが登場します。 引き続き、大聖堂から聖体顕示台の載せられた御輿が出され、信心会の行列が創設順に続きます。
ソコドベル広場に設置されたブースで事前に支払を行えば、椅子に座って行列が通過するのを見学することも可能です。 また、聖体祭の日に特別に公開される市内の宮殿や邸宅の美しい中庭を鑑賞することもできます。 さらに、祭りの一貫行事として１週間にわたり、コンサート、ショー、スポーツイベントなど様々なイベントやプログラムが開催されます。
