カラセイテ(アラゴン州テルエル県)中心部の通り

カラセイテ

Teruel

カラセイテにある博物館は、偉大な考古学者ジョアン・カブレー氏(1882~1947)の功績をたたえ、また広めることを目的に設立されたものです。

マタラーニャ川とアルガ川に挟まれた谷間には丘がありますが、その丘の東斜面に位置しているのがカラセイテです。美しい見どころをそなえた魅力的な町として知られています。そうした見どころとしては、3つの身廊と立派なファサードを構えるバロック建築のラ・アスンシオン教区教会(17~18世紀)、ルネサンス建築の自治体庁舎、サン・アントニオ通りに面して建つサン・アントニオ礼拝堂(17世紀)、サン・ロケ礼拝堂(17~19世紀)、ピラールの聖母礼拝堂(18世紀)があります。また、ゴシック様式の末端十字架(13~14世紀)もありますが、こちらは八角形の柱とシンプルな基部からできており、15世紀に再建されたものです。ほかにも、カラセイテには18世紀の建造物が数多く残されています。カラセイテの自治体にはサン・アントニオのイベロ族の発掘現場があり、紀元前5世紀のものとされる考古学品が発掘されています。

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