臨海通りのカラフルなバルコニーの写真を撮る観光客。サンタ・クルス・デ・ラ・パルマ、ラ・パルマ島

カナリア諸島で楽しむカルチャーツアー

カナリア諸島

大西洋に位置するこれらの島々に多くの文化が流れ込み、何百年にもわたって融合を繰り返した結果、独自のアイデンティティが生み出されることになりました。アフリカ、ヨーロッパ、アメリカといった世界各地から受けた影響は豊かな文化を生み出しました。こうした文化を8つの島それぞれで楽しむことができます。

カナリア諸島の文化

カナリア諸島の最初の入植者である先住民は表現に満ちた文化を生み出しました。そのなかには、彫刻、陶磁器、そして今日まで続いている伝統や習慣といった非物質的な形態のものも含まれます。歌や踊りのほかにも、ルチャ・カナリアやシルボ・ゴメーロのように、あまり一般的ではない技もあります。いずれの島でも開催されるさまざまな大衆的な祭りのなかで、こうした文化的表現を目の当たりにすることができます。 

建築

カナリア諸島の建物は植民地様式が色濃いため、イベリア半島の建物よりもラテンアメリカの建物に似ています。とはいえ、カナリア諸島には、ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアのアルフレド・クラウス音楽堂といった現代建築の例のほか、セサル・マンリケが手がけたランサロテ島ハメオス・デル・アグアなど、建築と自然を完璧に組み合わせた真の至宝が存在します。

グラン・カナリア島ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアにあるアルフレド ・クラウス音楽堂のビーチからの眺め

アート

さまざまな文化が混ざり合った結果、カナリア諸島では、ゴシック、ムデハル、ルネサンス、バロックなど、多様な芸術様式の例を見つけることができます。さらにカナリア諸島は、セサル・マンリケネストル・デ・ラ・トーレ、マヌエル・ミジャーレス、オスカル・ドミンゲスなどの偉大な芸術家を輩出してきた場所でもあります。こうした芸術家の作品の一部は、現在、テネリフェ芸術スペースやラ パルマの現代美術館で鑑賞することができます。創造的で偏見がなく、文化の融合から生まれた島々。そんなカナリア諸島を訪れて、その文化に触れてみませんか。

ランサロテ島タイーチェにあるセサル・マンリケ財団美術館の入口
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