フェリペ2世列車

鉄道ファンをうならせる素晴らしいスペイン旅行11選

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電車の乗客:地平線上のスペイン


ピアノで奏でられるバックミュージックを聞きながら、読書したり、美味しいコーヒーを飲んだり、豪華な夕食を楽しみながら、歴史ある車両の窓からは地平線に沈む夕日を眺めたり、最高の旅行が楽しめます。スペインを走る観光列車は多くあり、観光地を楽しめるだけでなく、このようなワクワクする旅行過程も楽しむことができます。昔の鉄道旅行を彷彿させるような高級列車に乗った1週間の旅から、俳優を交えたワンデイコースまで、行程は様々です。鉄道旅行は観光客が楽しめる最大のものでもあります。朝食ブュッフェから商品のテイスティング、乗客だけが楽しめる風景など、全てが特別です。

  • トランスカンタブリコ号

    トランスカンタブリコ

    トランスカンタブリコ号は、間違いなくスペインでも有数の歴史ある観光列車です。夢のような行程が用意されています。具体的にはスペイン北部、すなわち、緑色に覆われたその絶景ゆえに「グリーン・スペイン」として知られる地域をめぐる行程となっています。この列車は、20世紀初頭の特急列車に特有のロマンを感じさせるものですが、現代的な快適さも兼ね備えています。より豪華なプランとしてはトランスカンタブリコ・グラン・ルホがあり、サン・セバスティアンからサンティアゴ・デ・コンポステーラへ行く8日間のコースが用意されています。旅行者はカスティージャ・イ・レオンバスクカンタブリアアストゥリアスガリシアのグルメを堪能できるほか、パーティ、車内での生演奏、多言語対応ガイド付きの美術館・博物館やモニュメントの見学などを楽しむことができます。

  • アル=アンダルス号

    アル・アンダルス

    アル・アンダルス号は、まるで車輪のついた宮殿のようだと言われています。実際、この高級車は英国の王室メンバーがカレーからコスタアスール間を移動する際に建設されたモデルの1つです。この観光列車はセビージャを出発し、7日間かけてアンダルシアを周遊する旅程をたどります。世界最大級の観光列車に乗って旅行することで、有名シェフの料理を嗜んだり、カディス、ロンダ、コルドバ、ウベダ、バエサなどの都市を観光したり、アルハンブラ宮殿のようなモニュメントを楽しんだりすることができます。

  • ガリシアの観光列車

    ガリシアの観光列車

    先述した選択肢のいずれかを利用してガリシアについてもっと知りたいとお考えですか?毎年、ガリシアでは様々なテーマをモチーフにした観光列車も開催されています。5~10月にはロス・ファロスやロス・パソス、歴史庭園、ルゴのローマ城壁、オウレンセの温泉とショッピングなど、様々なルートを楽しむことができます。有名なガリシアのワインを味わう方法のひとつとして、観光列車に乗り、リアス・バイシャスのワインルートやリベイラ・サクラのワインルートをたどることができます。谷やブドウ園の風景を車窓から眺め、山々に隠された修道院やシル川やミニョ川に囲まれた美しい風景を楽しんでください。

  • ロブラ急行列車

    ロブラ急行列車

    スペイン北部も見逃せません。2泊3日の列車の旅では、サンティアゴ巡礼の道のコースの大部分に沿うようにして、このエリアの文化や自然に触れていきます。ビルバオレオンを結ぶ行程は、通常、6月から10月にかけて実施されます。内装はクラシックなインテリア、外側はスペイン北部の自然の風景を楽しめます。またグルメも特徴的なものばかりです。

  • ラゴス列車

    ジャクス列車

    格別の風景を楽しめます。ロス・ラゴス列車に乗って、リェイダ(カタルーニャ州)の地を巡ります。その方法には二種類あります。ひとつは当時の車両を丁寧に復元した列車、もうひとつは現代的なパノラマ列車です。数多くの場所を巡り、多くのアクティビティに参加することができます。たとえば、カタルーニャで一番古い酒造所に寄ったり、パジャレスの典型的な料理を楽しんだり、ヘリ・デ・ラ・サルの塩田を訪問したり、職人が作るチーズ工房に寄ったり、アイグエストルタス・イ・エスタニ・デ・サン・マウリシ国立公園を散歩したりと、たくさんの楽しみがあります。修復された車両のプランは4月~10月の土曜日に楽しむことができます。パノラマ列車は、7月と8月の土曜日に乗車できます(要確認)。

  • セルバンテス列車

    セルバンテス列車

    数日間プランの旅行以外にも、魅力的なワンデイプランもあります。セルバンテス列車マドリードを出発し、歴史上一番有名なスペイン人作家が生まれた歴史的な都市、アルカラ・デ・エナーレスへと向かいます。その作家の名はミゲル・デ・セルバンテス。旅行者と一緒に17世紀のファッションに身を包んだ数多くの俳優が旅するので、エンターテイメント性のある旅行となります。目的地ではマヨール通りや大学、大聖堂などを観光するできますが、忘れてはならない場所は「ドン・キホーテ」の著者の生家です。この列車は通常、春と秋の土曜日に運行します。

  • シグエンサへの中世列車

    シグエンサへの中世列車

    マドリードから130キロメートル離れた場所にシグエンサがありますが、ここはドンセルの町として知られています。三つの城壁が保存されている数少ない場所のひとつであり、その中世の雰囲気には驚かされます。列車はマドリードから出発し、音楽や劇に合わせて中世の詩人や騎士、姫が登場したり、お菓子のテイスティングなどもあります。シグエンサに到着すると、観光ガイド同行のもと、この町の名所を見て回ります。名所には、城、大聖堂、マヨール広場、ドンセルの家などがあります。またミガスやカステジャーノスープやドンセルの美味しいジェマス・デル・ドンセルなど、典型的な料理も楽しむことができます。通常は4月から11月まで運行するものの、週末の運行とは限りません。

  • イチゴ列車

    イチゴ列車

    春と秋の間、週末は美味しい列車を楽しむことができます。コースは?マドリードを出発した後は、美味しいイチゴが有名で、また世界遺産に登録されている文化的景観も楽しめるアランフエスへと向かいます。この場所を有名にしている一因は、アランフエスの王宮と長い散歩を楽しめる眩しい庭園です。行程では1914~1930年に建てられた木造車両に乗り、イチゴの試食を楽しむことができます。それぞれが選んだプランにより、宮殿や庭園への入場や船への乗船、観光列車の乗車が含まれています。

  • フェリペ2世列車

    フェリペ2世列車

    20世紀の機関車が、マドリードから50キロメートル強離れた場所、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルまで乗客を案内します。目的地では、プランに応じてサン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル修道院のガイドツアーが含まれます。この見事なモニュメントは16世紀にフェリペ2世の命で建設されました。また「世界八番目の不思議」とされており、王族のパンテオンやバシリカ教会堂、図書館、オーストリア宮殿などが含まれています。内部を歩けば、王の雰囲気を味わえるでしょう。ラ・エレリアの森や王子の部屋の庭園などのパノラマコースを含むことができます。

  • ソーリェル港

    ソーリェル鉄道

    昔のような木造車両への乗車は、マヨルカ島で体験できることのひとつです。列車自体の美しさもさることながら、窓から見える景色はそれ以上の美しさです。パルマ市を出発すると、アルファビア山脈を抜け、約200メートルの起伏を乗り越え、トンネルを13本、橋を数本、そして陸橋「シンク・ポン」を通過して進みます。美しいソーリェルの村ではオレンジの花の香りが海の香りと混ざりあっています。また、山の風景を背景に屋外で飲むコーヒーは格別です。

  • ソリアのラグーナ・ネグラ自然公園

    カスティージャの山列車

    マドリードからソリアまで、詩とグルメ尽くしの週末を楽しみましょう。この列車では有名な詩人アントニオ・マチャードの100年以上前の家屋を周り、足跡を追っていきます。列車がソリアに到着する前に、シグエンサ駅で「特別な」乗客が何名か乗車してきます。彼らは俳優で、マチャードに関する逸話を披露して行程を楽しませてくれるのです。ソリアでは、サン・サントゥアリオのバロック礼拝堂、見事なサン・フアン・デ・ドゥエロ修道院、ヌマンシアの古い街、謎めいた魅惑的なラグーナ・ネグラなどを訪れることができます。5月~11月の週末に利用できる観光プランです。(要確認)

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