サン・エステバン教会(サモラ)

サン・エステバン教会(サモラ)

Zamora

サン・エステバン教会は、後期(盛期)ロマネスク建築のものとしてはサモラを代表する寺院です。

12世紀末から13世紀にかけて建設されたものの、特徴的なのは、内装が18世紀を通して当時のバロック様式へとほぼ全面的に改装された点です。ほんの数年前まではバルタサール・ロボ美術館の本館としての役割を担っていました。現在はサモラ城に移設されている同美術館は、20世紀に活躍したサモラ出身の彫刻家バルタサール・ロボの作品を所蔵しています。元来の構造は、サモラにある同種のロマネスク建築に見られる伝統的な構造と変わりありません。一つしかない身廊は、幅が広く、かつ外側の控え壁によって補強されており、その末端はまっすぐな後陣が3つ並んだシュヴェにつながっています。中央の後陣にある優雅な大窓は、2本の柱と二重のアーキヴォールトに囲まれています。ファサードが二つあり、いずれもトーラス形をした半円形のアーキヴォールトで装飾されています。

サン・エステバン教会(サモラ)


Plaza de San Esteban, s/n

49006  Zamora, サモラ  (カスティージャ・イ・レオン)

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