サン・マルティン教会（サラマンカ）

スペイン・ロマネスク芸術の最高傑作の一つです。12世紀にマルティン・フェルナンデス公爵により、サン・ペドロに捧げられた礼拝堂を基盤として建設されました。身廊3つと後陣3つを擁し、長方形の床面となっています。外部で目を見張るのがロマネスク様式の南側入り口で、飾り迫縁で飾られています。奥部の1つでは、サン・マルティンが貧しい人たちに衣服を分けている情景のレリーフが表現されています。内部では聖歌台や数多くの墓（その中にはディエゴ・デ・サンティエステバンのものもあります）、そして1731年にチュリゲラが制作した祭壇画もあります。