セラルボ美術館

館内では、数え切れないほどの芸術作品をとおし、過ぎし時代の流行を読み取ることができるようになっています。

この家博物館はセラルボ侯爵の命で建造されたもので、入館したとたん、19世紀末から20世紀初頭の上流階級の暮らしぶりが目の前に広がります。この宮殿には芸術作品や日用品が当時のままの姿で残されていますが、これらは、知識人であり芸術と文学の愛好家でもあったセラルボ侯爵が収集したものです。なかでもとりわけ目を引くのは、16～19世紀のヨーロッパのさまざまな芸術家が手がけた絵画や、彫刻、素描、版画、硬貨、メダル、武器・鎧、時計、ランプ、貴金属、陶磁器、そしてじゅうたんなどです。