ダナコ・ハテチェアによるデザインの皿「桃はどこ?」

スペイングルメを知るイベント

none

スペインでのグルメイベントやコンクール


スペイン料理について学ぶ一番の方法は賞味することですが、世界中の巨匠や専門家を結びつける見本市や写真で最新情報が発表されます。これらイベントの多くでは一般市民向けの並行アクティビティも運営しており、ワークショップや試食、そしてクッキングショーを楽しむ機会となります。

コンクールとクッキングショー

全国タパスコンクール:小さくて、手が込んでいて、かつ風味豊かな小料理であるタパスへのオマージュです。非常にスペインらしい食事の方法で、ますます国際的になっています。このイベントは毎年、通常11月にバジャドリ市で開催されます。市内のレストラン50店ほどが参加し、受賞したタパスは年間を通じて味わうことができます。実際、観光局では主なタパスをテーマにしたルートを提案しているのです。サン・セバスティアン・ガストロノミカ:オートキュイジーヌがテーマの会議としては世界でもっとも重要なもののひとつとされています。「ピンチョス」で世界的に有名な都市ドノスティア=サン・セバスティアンで開催されます。このイベントには、試食や料理作りのワークショップなどの一般向けアクティビティがあります。通常10月に開催されます。

全スペイン・ハム切り選手権

マドリード・フシオン:この見本市は世界でも特に影響力の大きいグルメ見本市です。1月末にマドリードで開催され、世界の有名シェフが一堂に会すとともにトレンドの発信地としての役割も果たします。この都市ではまた、年間を通じてさまざまなグルメイベントが幅広く開催されています。有名美術館・博物館の見学やワインテイスティングなどでのガイドツアーから、ラバピエス地区で行われるタパピエス祭りといったフェスティバルまで、内容も豊富です。ちなみにこのタパピエス祭りでは、おいしいタパスとドリンクを非常に手頃な価格で味わうことができます。

業界見本市

サロン・グルメッツ:最高級の食品のみに特化したフェリアとしてはヨーロッパ随一のものとされ、毎年マドリードで開催されます。基本的にプロを対象としたものですが、食材の官能に関するアクティビティを伴った五感のワークショップは学生や専門職以外の人を対象としています。

マドリード・フュージョンイベントの中でマドリード人類博物館にて行われるグルメフェスティバル主催の料理ワークショップ

サロン・アリメンタリア:このイベントは偶数年にバルセロナで開催され、世界中の食のエキスパートが一堂に会します。これには幅広い講演やパネルディスカッションが含まれ、世界中の有名なシェフが参加します。 例えば2016年には、ミシュランのスター30人以上による素晴らしいワークショップが70以上開催されました。グルメフォーラム:このイベントは毎年、バルセロナ(ガストロノミック・フォルム・バルセロナ)、ア・コルーニャ(ガリシア・フォルム・ガストロノミコ)、ジローナ(フォルム・ガストロノミック・ジローナ)の各都市で持ち回り開催されます。「食のイノベーションのショーケース」ともいえるもので、世界の料理界で活躍する著名人が集結し講演やデモンストレーションを行います。また、ワイン、トリュフ、オリーブオイル、ハムといった高級品のテイスティングやクッキングショーも実施されます。ビノブレ:熟成させた強いワイン、リキュールワイン、甘口(デザート)ワインのみを扱う独特のフェリアです。スペインでも特に人気のスイートワインの生産地へレス・デ・ラ・フロンテーラ(カディス県)で偶数年に開催されます。この街では、主なワイナリーを通るルートを辿ることができます。

マルティン・ベラサテギとオリオル・カストロが同席した、年間最優秀料理人賞の審査員
カモ肉のローストのオレンジソース添え

スペイン王立グルメアカデミー友の会によるスペイングルメブランドのウェブサイトを基に編集されたコンテンツ。

に関する詳細をごらんください